1.かやぶきの里「北村」



かやぶき屋根の集落
所在地:京都府南丹市美山町北
1993年、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された美山町・かやぶきの里“北村”には年間およそ70万人もの観光客が訪れています。入母屋造りの特徴ある建築様式は“北山型”住宅と呼ばれ、北村には現在50戸の家屋の内、茅葺き家屋38棟(内4棟が板金覆い)が現存しています。一つの集落での数としては岐阜県白河村、福島県下郷町に次いで全国第3位となっていますが、美山町全域には約250棟の茅葺きの家屋が残っていると言われ、その規模では全国第1位を誇っています。北村の現在の茅葺き家屋は寛政8年 (1796年) 建築のものが最古ですが、19世紀中頃迄の建物が18戸と江戸時代に建てられたものが多く、北山型住宅に分類される特徴をよく伝えています。茅葺きの家屋は雛壇状に密集しており、その景観が美しいことから多くの観光客を惹きつけています。北村地区は「かやぶきの里保存会」を組織し、歴史的景観の保全と地区住民の生活との両立を目指し、村が出資して「有限会社かやぶきの里」「お食事処きたむら」「北村きび工房」「民宿またべ」「お土産処かやの里」「かやぶき交流館」を一体的に運営しています。また「かやぶきの里保存会」が「民俗資料館」を管理・運営し、訪れた人々に連綿と受け継がれてきたこの地域の生活の様子を紹介しています。北村では、ゆっくりした時間の流れと日本の原風景を心行くまで味わっていただきたいものです。